2022.01.24(月)12:40

【1】概要
・西独Grundig社が制作し、同社の様々なシステムに採用されていた広帯域ツィータユニット=7014-014を採用したアドオンツィーターシステムのペアです。
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・Grundig社は1950-70年代のドイツではTelefunken, Loewe, Grundigなどと並ぶ著名オーディオメーカーでした。
・出品のユニットは能率が高く、かつ中域まで無理なく再生できますので、フルレンジユニットシステムに追加しますと広帯域な素晴らしいジャーマンサウンドが楽しめると思います。
・また、使用中のシステムに追加すると高域の周波数レンジが拡大するだけでなく指向性が改善されます。
・特に、ビンテージのフルレンジユニットへの追加が効果が高いと思います。
・音量調整用のアッテネータ付きですのでメインスピーカーとのレベル調整、部屋の特性に合わせた調整が容易です。
・ツィータユニット以外のすべての部品は新品を採用しています。
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【2】システム・ユニット仕様
・型式:Grundig 7014-014
・製造:1950~60年代
・サイズ:外形=115口径、コーン有効直径=105mm
・インピーダンス:5オーム
・ローカットフィルター:2.2μファラッドのオーディオ専用メタライズドフィルムコンデンサによるローカット
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【3】スタンド:
・サイズ:幅120mm、高さ130mm、奥行き150mm
・材質:15mm厚のムク上級グレードパインの集成材
・外装:100、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのナチュラルオイルと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨し仕上げています。
・音量調整:アッテネータ付き
・接続方法:メインスピーカー入力、またはアンプの出力端子からケーブルを出し本システムの入力端子につなぐだけです。
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【4】音:
・以下は主観ですのでご承知おきください。
・高音は良く伸びており、かつ力強くさわやかな音。
・フルレンジユニットに追加すると非常に見通しの良いサウンドになります。
・指向性が改善され、軸を外れた位置でもさわやかな高音を得ることができます。

【5】測定データ
(1)測定データ
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・一般的にビンテージシステム、ユニットは劣化している確率が低くないので測定して性能確認しておくと安心です。

(2)測定環境
・スピーカー~マイク位置:1.0メートル
・スィープ:20~20000Hz正弦波
・赤い線が周波数強度分布です。

(3)特性の感想
・以下は
・左右の特性、能率はよく揃っています。
・6000~18000Hzを高能率で平坦に再生しています。
・6000Hz以下も徐々にレベルが低下していきますのでフルレンジ、ウーハーとのつながりは谷間ができず自然になると思います。
・コーン型ツィータはフルレンジ、ウーハーとのつながりが大変自然になります。
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