2021.07.31(土)21:44

【1】概要:
・RFTの傑作フルレンジユニット、L6506を天然木パイン集成材によるエンクロージャーにセットしたモノラルシステムです。
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・このユニットは、業務用として開発されたもので種々技術的特長があります。
・特に3段サスペンションはほかには見られないもので音の良さに貢献していると思います。
・出品のシステムはステレオですのでご注意ください。
・1940~50年代のモノラル音源を見事に再生できます。
・かなり大型のフルレンジですが、当時としては広帯域な特性です。
・またAV再生時のセンタースピーカーとしても音声やソロ楽器の再生に抜群の性能を示します。
・能率は高いので中小出力のアンプで充分な音量が得られます。
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【2】ユニット仕様:
・フルレンジ):250mm×160㎜口径、型式=L6506
・状態:目立つダメージは無く良好。
・インピーダンス:6 Ω
・再生周波数帯域:60~ 14,000 Hz.
・音圧レベル:96 dB/W
・定格入力:6VA
・日本でも大変人気があり「RFT L6506」でインターネット検索すると多くの記事が出てきます。
・3段サスペンション、超軽量フィックドエッジコーンなど多くの特長満載です。
・とにかく音が速くて、素晴らしい音質により最高のユニットとの評価を受けています。
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【3】エンクロージャー:
・サイズ:幅256mm、高さ366mm、奥行210㎜
・材質:天地側面は15mm厚のムク上級グレードパインの集成材、バッフル、裏板はMDFです。
・パイン集成材は節(ふし)の無い良品です。
・外装:120、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのダークウォールナットと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨し仕上げています。
・仕上がりはビンテージの雰囲気が強くなかなか良い感じです。
・外観はオールド家具の様なビンテージ仕上げですので、最近の製品の様な見た目の美しさはありませんのでご承知おきください。
・「外観についてクレームしない」という方の入札をお待ちしております。
・縦横いずれでも使用可能です。
・バッフル、裏板はブラックのラッカーで仕上げています。
・前面ネット:ロイヤルブルーのジャージ布によるサランネットが付属します。
・入力端子:2Pの圧着方式端子でスピーカーケーブルを簡単に、かつ確実に接続できます。
・吸音材:裏板に設置する形です。

【4】音:
・以下は主観ですのでご承知おきください。
・アンプは300Bシングルモノラルアンプ(3W)を使用しました。
・まずモノラルスピーカーとして1949年~1951年録音、チャーリーパーカーの「SWEDISH SCHNAPPS」を試聴しました。
・この時期はステレオレコードの実用化以前ですのでモノラル録音しかありません。
・その中では最高の音質の録音と思います。
・パーカーのアルトサックスがクリアに思い切り前に出てきてモノラルですが素晴らしい音場を形成します。
・パーカーの音は、まるで昨日録音してきたようなフレッシュな音に感じます。
・若き日のマイルスディビスの名演も光ります。
・バックのリズムセクションはやや控えめですが、クリアに聞こえます。
・特にベース音がクリアに十分な音量で出てきますので採譜も容易です。
・1940~60年代に録音されたJAZZ, クラシックに大変相性が良いと思います。
・次に映画再生のセンタースピーカーに使用してみました。
・セリフがクリアに聞こえてきます。
・最近のスピーカーにはない、セリフ再生に適した周波数特性と高レスポンス性能を持っていることが良くわかります。