2021.07.04(日)21:35
・RFT/VEBが1960~70年代に製造した強力ドーム型ツィータ=L9806、ローカットコンデンサ、アッテネータ、スタンドによるアドオンツィータシステムのペアです。
・L9806はL9801の改良ユニットで、定格入力が25VAと飛躍的に向上しているものです。
・このため大きな音圧を取り出すことができます。
・下記画像に周波数特性図、詳細仕様を示します。
・高域は20000Hz以上までフラットに伸びています。
・ビンテージツィータとしては非常に高性能であることが分かります。
・このデータは下記URLで確認できます。
https://www.rft-hifigeraete.de/10320.html
・ヴィンテージのフルレンジユニットシステムにこのアドオンシステムを付加すると高域が伸びるだけでなく指向性が大きく改善されます。
・写真の通り、ツィータとは思えない大きく重いマグネットにより、コンプレッションドライバの様な芯のある素晴らしい高音を再生可能です。
・実際、これに1インチスロートホーンを使用していた例があるようです。
・最近の小型のツィータとは一線を画する重量感あるツィータです。
・能率は高いのでアッテネータを設けてあります。
・これにより簡単にメインシステムとのレベル調整が可能です。
・RFT, Siemens、Telefunken、Isophon、Sabaなどのヨーロッパ系フルレンジユニットに相性が良いです。
・クロスネットワーク:4.7マイクロファラッドのオーディオ専用フィルムコンデンサによるローカットフィルター
・スタンドサイズ:幅120mm、高さ130mm、奥行147mm
・材質:15㎜厚天然木パインの集成材
・外装:150→240→600ペーパーサンダーで研磨後ワトコのナチュラルオイルで仕上げ
・試聴はSIemens、RFTのシングルコーンフルレンジシステムに追加しました。
・いずれの場合も、音の見通しが良くなりさわやかになります。
・中心軸を外れても高域が大きく減衰しなくなります。
・高域改善だけでなくコントラバスの動きもはっきり聞こえるようになります。
・シンバル音がさわやかに広がり、ベースの音程が明確になりました。
・下記は同種システムを購入いただいたMさんのコメントです。
「設置してTelefunkenのシングルコーンフルレンジシステムにアドオンしました。音出しをしたところ奥行が出てセパレーションが上がり、驚くことに低域も良くなりました。シングルコーンフルレンジが別物に生まれ変わりました」
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