2021.06.23(水)21:31

・RFT/VEBが1960~70年代に製造した強力ドーム型ツィータ=L9801、ローカットコンデンサ、アッテネータ、スタンドによるアドオンツィータシステムのペアです。
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・L9801はRFTのツィータのうち最強のものとして開発されました。
・定格入力が40W、最大入力が60Wとビンテージユニットとしては非常に大きな仕様になっています。
・このため大きな音圧を取り出すことができます。
・下記画像に周波数特性図、詳細仕様を示します。
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・このデータは下記URLで確認できます。
https://www.rft-hifigeraete.de/10320.html
・主な仕様は下記のとおりです。
・再生可能周波数帯域:2000~20000Hz
・インピーダンス:4オーム
・定格入力:40W
・最大入力:60W
・能率:92db/W.m
・ヴィンテージのフルレンジユニットシステムにこのアドオンシステムを付加すると高域が伸びるだけでなく指向性が大きく改善されます。
・写真の通り、ツィータとは思えない大きく重いマグネットにより、コンプレッションドライバの様な芯のある素晴らしい高音を再生可能です。
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・実際、これに1インチスロートホーンを使用していた例があるようです。
・JBLの1インチスロートホーンはほぼそのまま装着できます。
・最近の小型のツィータとは一線を画する重量感あるドライバツィータです。
・能率は高いのでアッテネータを設けてあります。
・これにより簡単にメインシステムとのレベル調整が可能です。
・RFT、Siemens、Telefunken、Isophon、Sabaなどのヨーロッパ系フルレンジユニットに相性が良いです。
・クロスネットワーク:4.7マイクロファラッドのオーディオ専用フィルムコンデンサによるローカットフィルター
・スタンドサイズ:幅120mm、高さ130mm、奥行115mm
・材質:15㎜厚パインの集成材
・外装:120→240ペーパーサンダーで研磨後ワトコのナチュラルオイルと600番ペーパーで繰り返し仕上げ
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・試聴はTelefunken、Siemensのシングルコーンフルレンジシステムに追加しました。
・いずれの場合も、音の見通しが良くなりさわやかになります。
・中心軸を外れても高域が大きく減衰しなくなります。
・高域改善だけでなくコントラバスの動きもはっきり聞こえるようになります。
・シンバル音がさわやかに広がり、ベースの音程が明確になりました。

**同構成システムを購入いただいたGさんのコメント**
「Siemensの20cmフルレンジシステムに追加しました。高音がモヤモヤしていましたがこのシステムを追加したとたんパッとモヤが晴れ、音が鮮明になりました。特にトランペットなどの管楽器、ピアノの打音が生々しくなり感激しました。」

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