2020.09.16（水）10:29
【１】概要：
・ソ連（CCCP)国営企業が1970～80年代に製造した20cm口径フルレンジユニット4GD-35と、
RFTの強力ツィータ、L5904を、密閉型エンクロージャーにセットしたシステムのペアです。
・フルレンジユニットは、欧州のムービー基本規約であるKlangfim仕様に準拠しており、主にシアターメイン、
ウォール、音声モニターなど業務用システムに使用されていた名品です。
・高域の周波数特性と指向性改善用のRFTツィータは強力な中高音を広い指向性で再生できる逸品です。
・まるでコンプレッションホーンドライバが入っているような勢いのある音です。
・低音から高音まで非常に元気のある音です。
・迫力と浸透力があります。
【２】システム仕様と状態：
・システムインピーダンス：4Ω
「フルレンジ」
・エッジ：フィックスド
・インピーダンス：4Ω
・最大入力：15W
・周波数レンジ：65～13000Hz
・状態：良好。
「ツィータ」
・形式：RFT L5904
・口径：155mm×105mm
・状態：片側のエッジに破れがあり、その修正跡があります。
やや目立ちますが、試聴上、音への影響はないと判断します。
ご了解の上入札お願いします。
「デバイディングネットワーク」
・2.2マイクロファラッドのオーディオ専用フィルムコンデンサでツィータのローカットを行っています。
【３】エンクロージャー
・形式：密閉
・仕上げ：ケヤキの突板にワトコのナチュラルオイルフィニッシュです。
・入力端子：2Pの業務用圧着ハーモニカ端子。
・簡単に、かつ確実にアンプと接続可能です。
・サランネット：黒の前面ネットが付属します。
【４】音：
・以下は主観ですのでご承知おきください。
・ビンテージスピーカーとしてはパワーが入りますので、
McIntosh C34Vプリ+POA-1500パワーアンプ（300W出力）で試聴しました。
・能率は高いので中小出力の真空管アンプでもがんがん鳴ります。
・音がぐんぐん前に出てくるシアターサウンドのレンジを広げHi-Fiにした感じです。
・1950年代のJAZZのハードバップの大名盤「クールストラッティン/ソニークラーク」はこのスピーカーに最もフィットするソースです。
・トランペットとアルトサックスが前に出てきて素晴らしいソロを聴くことが出来ます。
・バックのリズムセクションを含め1950年代ハードバップの最高の演奏と音であることを再確認できる様です。
・フィリックス・アーヨの「四季」は落ち着いた弦の響きが素晴らしいです。
・ホールの大きさがうまく再生されていると思います。
・アコースティック系の音楽には非常に相性が良い様です。
【５】輸送：
・１４０サイズの予定です。
・送料は着払いでお願いします。
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