2020 06/28
【1】概要：
・Siemens社が1950年代に製造販売していたコンソール、ラジオに使用されていたレアな２１０㎜口径フルレンジユニットのペアです。
・また業務用としてムービー可搬型モニターにも使用されていたものです。
・同時出品の1940年代の21cm口径ユニットの進化系です。
・これ以後のSiemens, Isophonの真円形ユニットの原点の一つと思います。
・フレーム、マグネット、コーンの状態は60年以上前の製品としては良好と思います。
・大きなアルニコマグネット、超軽量コーンにより高能率、広帯域なサウンドが得られます。
・６０年以上前に製作されたユニットとしては広帯域で素晴らしいジャーマンビンテージサウンドが楽しめます。
【2】仕様：
・口径：上記
・コーン：超軽量、フィックスド
・コーンの状態：大きなダメージは無く良好。片側のエッジにややクラックがありますが、
音への影響はほとんどないと判断しそのままにしてあります。
・サブコーン：センターキャップの後ろにアルミらしいサブコーンがあり、高音が出やすくなっているようです。
・当時としては先進的な構造と思います。
・マグネット：大型馬蹄形アルニコマグネット
・インピーダンス：4Ω
・バッフル固定：フレームに取付用マウントが溶接されていますのでバッフルへのマウントは簡単で確実です。
【3】音：
・中型の密閉箱にセットしました。
・パワーはかなり入りますのでMcIntosh C34V+DENON-POA1500無帰還アンプで試聴しました。
・非常に能率が高く生き生きと鳴ります。
・ソニークラークの名盤「COOL STRUTTIN'」を聴きました。
・アルトサックス、トランペットが輝かしい音で前に出てきます。
・リズムセクションも安定した音の出方です。
・センターサブコーンの威力で高音も良く出てきます。
・クラシックとして高音質録音のフィリックス・アーヨ＋イ・ムジチの「四季」を試聴しました。
・落ち着いた弦の響きが素晴らしいです。
・点音源ですのでステージの広がり、奥行きが良く出ます。
【4】輸送：
・８０または１００サイズの予定です。
・送料は着払いでお願いします。
【5】その他：
・到着後1週間以内に動作確認を願いします。
・それ以降のクレーム、お問い合わせには対応できません（返答できません）のでご了解ください。
・７インチ口径ですが、使用例の写真が見つかりました。
・下記は１９５３年製のSiemens; D S.&: Schulrundfunkgert 6S Ela. 5607 です。
https://www.radiomuseum.org/r/siemens_schulrundfunkgeraet_6s_el.html
・バッフルへのマウントの様子が良くわかります。
・出品の２１cm（８インチ）バージョンはさらこの上位機種への搭載になります。
・いずれも当時のコンソール、ラジオの最高機種になります。
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