2019 9月 21日(土) 21時 26分

【1】概要:
・1960~70年代のRFT社のモニタースピーカーに使用されていた20cm口径、2Wayユニットを密閉型エンクロージャーにセットしたシステムのペアです。
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・ウーハー、ツィータともにRFTとしては最強力なものの一つですので芯のある素晴らしい音が出てきます。
・同構成のシステムを購入いただいた方の評価を転記いたします。
「無事に届きました。想像以上の大迫力と超美音でもうスピーカーはいらないぐらい大満足です。いい品物をありがとうございました」
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【2】システムの仕様:
・ウーハー(フルレンジ):20cm口径、型式=L2901
・ツィータ:15.5cm×10.5cm口径、型式=L5964
・クロスネットワーク:4.7マイクロファラッドのローカットコンデンサ(新品、オーディオ専用フィルムコンデンサ)で構成。
・全ユニットは目立つダメージはありません。
・ウーハーのL2901はフレームの色などが異なりますが、全く同じ型番、仕様です。
・L2901はRFTの20cmウーハーの原点的な傑作で、これが起点になり、その後多くの傑作ユニットが開発されていきます。
・その中でもL2901は軽量コーン、大型マグネットにより反応の良いスピード感あふれる音が得られます。
・ツィータのL5964は大型マグネット、軽量コーンにより高速で張りのある音が得られます。
・出品のシステムは2Wayで、当時としては周波数レンジが広いのが特長です。
・システムのインピーダンスは4オームです。
・エンクロージャーサイズは、幅30cm、高さ45cm、奥行き20cmです。
・材質はすべて針葉樹系プライウッドです。
・ケヤキの美しい突板にワトコのオイルフィニッシュです。
・バッフルはワトコのダークウォールナット仕上げです。
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【3】音:
・EL34PPの真空管アンプで試聴しました。
・以下の感想は主観ですのでご承知おきください。
・最初に、JAZZピアノトリオの名盤ピムヤコブスの「COME FLY WITH ME」を試聴しました。
・このCDは特にウッドベースの演奏と録音が素晴らしいことで有名です。
・教科書の様なウォーキングベースライン、スピードあるアタックでぐいぐいスィングします。
・ヨーロッパの正規演奏法を学んだ弦楽器奏者は音程とタイミングが完ぺきで、それが音楽を生き生きとさせる原動力になっているのかと思います。
・RFTシステムはこのベース音を見事に再生しトリオ全体の演奏を快適なものにしていると思います。
・次はオスカーピーターソンの珍しいソロアルバム「tracks」です。
・MPSの録音なのでピアノの録音がすさまじく、実物以上の実体感があります。
・RFTは得意な音源です。
・唸り声とともにピアノJAZZの最高の演奏が最高の音質で聴けます。
・最後にSACDでソニーロリンズの「SAXOPHONE COLOSSUS」を聴きました。
・1956年録音の音とは到底思えない、素晴らしい演奏、音質です。
・RFTはダグワトキンスのベースを強調しながら、太いテナーサウンドを奏でます。
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【4】輸送:
・140または160サイズの予定です。